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安全性

子どもの安全性をチェック

子どもの安全性をチェックする際に最も重視したいのはバルコニーに関してです。2階以上の階については高さ1.1m以上の手すりを設置しなければならないという決まりがあります。80cm以上の高さがあれば子どもの落下防止になると言われているので、1.1mもあれば安全と言えるでしょう。

しかし、それでもなお子どもの転落事故が増えていると言われています。何故かというと、手すりが1.1m以上あっても室外機などを足掛かりにして子どもが手すりを乗り越えてしまうことがあるのです。そのため、手すりが1.1m以上でも絶対に安心できるわけではありません。バルコニーに足掛かりとなるものはないか、これも含めて確認しておく必要があります。

また、高層マンションの5階以上に住む子どもは4階以下の子どもに比べて転落事故が増えるという話もありますので、転落事故を防ぐ意味でも低い階層にしておいた方がいいかもしれません。信じられない話かもしれませんが、高層マンションで育った子どもは高い場所に恐怖心をもらない「高所平気症」となり、恐れることなく高いところから下をのぞき込んでしまうそうです。子どもは頭が重く出来ているため、そのまま落下ということは十分に考えられます。

高所平気症はジャングルジムなどで遊ばせて高いところへの恐怖意識を育てることが対策になるようです。どうしても高い階のマンションを選びたい時は参考にしてみてください。

また、キッチンにも危険が潜んでいるのを忘れてはいけません。キッチンには包丁や火があるのはもちろんのこと、子どもが誤って口にしたら危険な洗剤なども置いてあります。そのため、キッチンが独立している間取りの方が安全ですね。マンションによってはキッチンと居住スペースがドアで仕切られています。ドアがなくても後付けで「ベビーフェンス」をつけることも可能です。ベビーフェンスは簡単に設置できますし、比較的安価なのでぜひ入手することをお勧めします。たとえば、こちら。

ベルメゾンネットのオートクローズ式のスチール製のベビーフェンス。高さは72センチです。キッチンにドアをつけてしまうと、他の部屋の様子がまったく見えなくなってしまいますが、このタイプだと上が空いているので他の部屋の様子を見ることができます。フェンスから手を離すと自然に閉まってロックがかかるので、閉め忘れの心配がありません。扉はどちら側にも開閉可能。拡張できるタイプなのでキッチンに限らず、階段などハイハイしだした子どもにとって危ない箇所に設置することができます。価格は5,940円とお手頃です。

上記のようなベビーフェンスの設置も難しい「アイランドキッチン」は料理を運ぶ際などには便利なものの、子どもへの安全対策を施すことが難しいため、小さな子どもがいる場合はおすすめしません。マンションのモデルルームには、少しでも華やかに、派手にみせるため、アイランドキッチンはよく使われています。見た目はすごくステキなのでつい惹かれてしまいますが、小さな子どもがいる場合はあまり現実的ではないですね。

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